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【小論文解答】:2015年/獨協医科大学/医学部/2月09日分

〔問1〕
人間は仕事を通して成長するために好奇心をもって開かれた頭で何かを求めていかなければならない。そのためには現場の危機的状況下で決断を繰り返す経験が必要である。日本人には問題を出さず決断が遅いという傾向、および内外を隔てようとする消極性があり、強力なリーダーシップを発揮するのが苦手である。だがこれから日本が人道大国になるために必要な連帯感を養うためにも、自分から世界の現場で身をさらすことが大事である。(200字)

〔問2〕
 日本が人道大国として主導的な役割を果たすために必要な連帯感を養うために、日本人はもっと積極的に現場に身をさらすべきである、という筆者の主張は、一日本人としての私にもそのまま当てはまると私は考える。私のこれまでの人生では、私が重要な決断を現場で行うような状況も、その決断によって周りの状況が一変するという経験もなかった。その意味で、自分の判断で周りを動かすことの責任や重みに対する不安が私にはある。
 しかし、私が将来医師として働く現場では、決断を下して周りの人間を動かすリーダーシップが私に必要とされることは間違いない。それは救命救急といった危機的状況下のみならず、地域医療で地域の人々と連帯しながら健康に貢献する場面であっても、同様に必要とされる資質である。そうした場面で他の人々とチームを組み、強力なリーダーシップを私自身が発揮することで、私はようやく医師として人の生命や健康を守れるのである。
 連帯の対象となる他の医療従事者や地域住民とうまくチームを組むためには、私が信頼に値する存在だと周りに認めてもらうことが前提となる。そのためには私自身が問題意識を持って積極的に他の医療従事者や地域住民の現場に出向き、様々な体験を積むことで他者の立場を理解する共感力と自己の仕事に対する自覚を養うことが必要である。「あの先生はいつも現場にいる」と周りに言われる医師になりたい、とこの文章を読んで私は考えた。(595字)

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玄武庵

Author:玄武庵
予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)・Z会(実戦模試)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

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