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【小論文解答】:2012年/獨協医科大学/医学部/本試験

 現在の私の中でのグライダー能力と飛行機能力の比率は3対7である。もともと自然観察の好きな子どもで、山に入って植物を探したり、見つけた虫を昆虫図鑑で確認したりすることが好きであった。一方学校の授業はきちんと聞かず、自分のペースで勝手に教科書を読んだり、嫌な科目はやらなかったりして、科目による成績のばらつきが大きかった。好きな科目については真面目に授業を聞くこともあったが、自分の基準で知識を吸収していたので、思ったほど成績が伸びなかった。浪人することで、こうした傾向は多少改善したが、自分のこれまでのやり方を変えることの難しさを、心の中から痛感する日々である。
 次に、目指す医師像において適当であると考える比率は、グライダー能力が6、飛行機能力が4である。医師の仕事は患者を診察し治療することである。診断も治療も正確であることが重要となるが、そのためには大学で提供される学問的・実践的知識を大量かつ正確に吸収しなければならない。限りある時間の中で効率よく学ぶためには、ある程度の受動性も必要である。その意味でグライダー能力は必須であると私は考える。一方で、医療においては想定外の事態が発生することもよくあるし、解決困難な事態も生じることがある。これまでにない解決法を見出すためには飛行機能力が重要となる。ただし、すでに学んだことなしに新しい解決法は生み出せない。よって6対4が妥当な比率となるのである。(598字)

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玄武庵

Author:玄武庵
予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)・Z会(実戦模試)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

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