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【小論文解答】:2022年/近畿大学/医学部/推薦

 私がこのタイトルを読んで感じるのは、人間は最後まで幸せであるべきだということである。病床に横たわる患者のそばに鉢植えがあって、そこに小さな花が咲いている。自分は明日死ぬかもしれないが、傍らの花が水を得て生き長らえることがなぜか嬉しい。それが心の癒しとなり、心穏やかに終わりの時間を過ごすことができる。そうしたことを周りの人が理解して、患者の貴重な最後の時間を満足のゆくものにするべきである。樋野先生はそのことを伝えたかったのだと私は思う。
 私がこの患者さんの主治医なら、友人のように他愛のない言葉をかけるだろう。少しでも穏やかな気持ちになってもらえるように、何か楽しい話題や面白い話題を彼にするだろう。そしてその後に、自分が最後まで傍にいることしかできないことを、彼に詫びるかもしれない。花にはおそらく「患者の心の花」という意味も込められている。それを枯らさぬように「言葉」という水を注ぎ続けたい。(398字)

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プロフィール

玄武庵

Author:玄武庵
日本の片隅で予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

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