〔問1〕(※解答例)
創造的飛翔のために必要な方法とは何か(18字)
〔問2〕
グライダー訓練とは、先生の言う通りに学習を行うような受動的な態度を身につける訓練であり、その弊害は学習者が自発的な学習意欲を喪失して依存心ばかりを育てたり、押しつけへの反発心を育ててしまうことである。(100字)
〔問3〕
飛行機能力をつけるため、私が大学で行いたい活動は「大学祭の実行委員」の活動である。大学祭を開くためには、どのようなイベントや演目を行うかという「企画力」、そのためにどのような道具や設備が必要か、それらはどこで手に入るのかといった「調査力」、協力してくれる人をどのように確保するか、または資金を誰からどのように調達するのかという「交渉力」、そして何よりも年一回の大きなイベントを創り上げるという「創造力」など、さまざまな能力を必要とする。大学祭は毎年同じイベントを行うわけではないので、そのつど「新しいこと」を考える必要がある。またその際に発生する多くの「トラブル」に対して、それを解決するための方法を一回一回考え、実行しなければならない。これらは筆者の述べる「問題作成」の力や「“なぜ”を問う」力を最大限発揮しなければできないことであるし、自分が動かなければ問題自体が解決しないので「積極性」も必要となる。
私がなぜ「大学祭の実行委員」の活動を行いたいと考えているかというと、それは「大学祭の実行委員」の活動で必要とされる能力が、すべて「医師に必要な能力」と置き換え可能なものだからである。患者は、たとえ同じ症状を抱えているとしても、背後にある問題や解決方法はひとりひとり異なる。また突発的なトラブルも少なからず起こるだろう。患者を固有性を持った尊厳ある一人の人間として捉え、その患者QOLを最大限に考慮した対処を行うためには、先程述べた「企画力」「調査力」「交渉力」を駆使しながら、医師自身の方から「積極性」を持って患者と関わっていくことが重要となる。また、その際に生じるトラブルを自分の力で乗り越え対処するための強靭な「精神力」も必要となる。これらの「飛行機能力」を大事学時代に養い、医師になった時に望ましい形で一つ一つの医療行為を「創造」できるために、私は「大学祭の実行委員」をやってみたいと考える。(797字)
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