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【小論文解答】:地域医療について(大阪医科薬科大学/出題年不明)

 これからの地域医療は、充実したプライマリケアと医療従事者の密接な連携によって支えられると私は考える。地域では、これまでの治療中心の医療活動に加え、日々の健康管理、生活習慣病やフレイルの予防など、医師に期待される活動が大きく広がっている。医師はこうした期待に応えるため、これまで以上に充実したプライマリケアに努める必要がある。また高齢で来院が困難になった患者や、終末期を自宅で過ごしたいと考える患者、さらにはコロナウィルス等の感染症予防のため来院をためらう人々のために、「病院以外」で患者と関わる手段の充実が求められている。これまでも往診は行われてきたが、これからはニーズの広がりに合わせて往診の機会を増やす必要がある。また在宅での医療は医師のみならず、他の医療関係者や患者を取り巻く様々な人々との連携が重要となってくる。医師はその「核」としてこれからも地域住民の支えとなっていくべきだと私は考える。(398字)

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プロフィール

玄武庵

Author:玄武庵
日本の片隅で予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

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