飲食店での喫煙は原則禁止で良いと私は考える。飲食店での喫煙が問題になるのは、喫煙者と非喫煙者が同じ空間を共有する、という点にある。喫煙者が排出する煙を非喫煙者が吸う「間接喫煙」によって、非喫煙者の健康に悪影響が及ぼされることが最も問題である。これは来店する客だけではなく、飲食店の従業員にとっても同じである。快適な空間で健康的に飲食を楽しみたい、もしくは業務を行いたいという人々の願望を、喫煙者が自らの嗜好のために一方的に侵害することは認められない。よって禁煙が原則となる。
確かに現在は分煙が進み喫煙者と非喫煙者が同じ空間を共有することは少なくなった。また喫煙者のQOLという観点から、分煙ならば喫煙を認めてよいのではないか、という論調もある。しかし喫煙ブースで喫煙者が出す大量の煙は喫煙者自身の健康を大きく損ない、従業員の健康問題も解決されない。公共空間としての飲食店は禁煙が妥当だと思う。(396字)
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