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【小論文解答】:2020年/佐賀大学/医学部/看護学科/前期

 グローバルな人材とは、相手の話を聞き、相手のことを受け入れる能力を持つ人だと私は思う。一般的に「グローバルな人材」というと、いろんな国の言葉が話せるとか、世界的に活躍できるとか、地球全体のことを考えられるとか、そういった「スーパーマン」のような人を想像しがちであるが、一番大事なことは異なる文化や価値観を持った人を受け入れ、彼らと共存できるような発想や行動ができることだと思われる。その相手は特に外国人である必要もなく、日本人同士であっても同様である。相手の気持ちや立場や考えを尊重しようとすれば、必然的に自分のものの見方や考え方を相対化し、より広い視点から物事を捉えることが必要となる。受け入れる相手の数が増えれば増えるほど、彼らと自分の違いを包括的に考え、処理するような視点が求められる。こうした作業の積み重ねによって、大きな視野で物事をとらえられる「グローバルな人材」が育つのだ、と私は思う。
 私がグローバルな看護職となるために、大学ではまずできるだけいろいろな人とコミュニケーションをとりたい。気の合う友だちや同じ学科の人とばかりつき合っていると価値観が固定化しやすいので、異なる学部・学科の人や、異なる年代の人などと学業・部活動・アルバイトなどを通して積極的に関わり、様々な考えに耳を傾けることが大切だと思う。また英語を始めとして、複数の言語に関して日常会話レベルの語学力を養っておくことも重要である。いずれコロナウィルスの影響が終息すれば、また多くの外国の方が日本を訪れ、それに応じて病院へと足を運ぶ人も多くなる。ある程度コミュニケーション可能な語学力を持っていれば、彼らの困難に迅速に対応できる。どんな国の患者であっても安心して医療が受けられる。これもまた一つの「グローバリズム」だと言えるだろう。こうしたことを念頭に置いて、グローバルな人材になれるよう努力していきたいと私は考える。(796字)

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玄武庵

Author:玄武庵
予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)・Z会(実戦模試)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

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