〔設問1〕(※解答例)
栄養を手に入れる・栄養を摂取できる・食物を手に入れる・食物を摂取できる、等
(各10字以内)
(※出典では「上等な食物を手に入れる(11字)」となっている)
〔設問2〕(※解答例)
価値のある資源を分け合うのを拒否する(18字)(※出典ママ)
〔設問3〕(※解答例)
生物は種や集団の利益のために進化するので、種の存続に役立つように振る舞う。(37字)
〔設問4〕(※解答例)
(1)進化を促す自然淘汰がその生存に加担する「最適者」が個体なのか種なのかということ。(40字)
(2)「最適者」が種であれば利他主義が成立するが、個体であれば成立しないと考えられるから。
〔設問5〕
少ない
〔設問6〕
群淘汰説論者は種の存続を成立させるのは利他的自己犠牲を払う個体からなる集団のみと考えているが、実際に集団の成員が利他的個体ばかりだと想定できる「最適者」が存在せず個体の生存力が弱まるだけで種の存続が図れないし、個体としては利己的に見える行動でも結果としては種の存続に役立つような場合もあり得るから。(149字)
〔設問7〕
「群淘汰」と「個体淘汰」は種の存続に対して相補的に働く二つの要素であると私は考える。自己犠牲を払う個体が大方を占める集団は相互に相手を「最適者」と想定しながら自己犠牲的行為に走り、結果として集団全体の存続や発展につながらない。一方で利己的な個体ばかりの集団も相互に相手を弱体化させる行為のみに走り、結果として集団が存続できなくなる。「群淘汰」と「個体淘汰」が相補的に働くような集団は、最終的に集団の利益にかなうような利己的行為を選択する個体が増え、個体としての幸福と集団としての幸福が両立するような、つまり集団のために自己犠牲を図らずに済むような社会を築き上げる。私が将来医師としてどう生きるべきかについても同じことが言えると思う。自己も患者も犠牲にせず、利己的な幸福と患者の属する地域社会の幸福が一致するような「最適解」をその都度探りながら、自分のできることを一所懸命行える医師になろうと思った。(397字)
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