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【小論文解答】:2020年/金沢医科大学/医学部/後期

〔設問1〕
医療者が知り得た情報は患者にすべて伝える時代となったが、患者の持っている情報や知識、理解度などはヒトによってさまざまであり、医療者には患者が理解するためのサポートが必要である。患者の顔を見ずに説明を行う医師、患者の心理を理解せずに時間をかければよいと思っている医師、専門的な内容を一方通行で提供する医師が存在するが、患者が「理解できなかった」ことは結果的に「聞いていない」ことと同じなのである。(197字)

〔設問2〕
医師に大切なのは「医療の主役は患者」という意識を持つことであると私は考える。医療の主役は当事者である患者であり、情報提供は患者の自己決定を正確かつ適切なものにするために行われるべきである、という意識が大事である。この意識を身につけるため、私は学生生活で多くの人々と接し、話を聞き、相手の思いに共感し、意見を交わしていこうと思う。そうすることで自分の行うべき言動や行動をきちんと身につけていきたい。(198字)


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玄武庵

Author:玄武庵
日本の片隅で予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

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