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【小論文解答】:2016年/東海大学/医学部/2月13日分

 私がこの詩と絵から感じたことは「相手のことを思いやることのできない生き物は、魚であろうが人であろうが生きることはできない」ということである。例えば自分が今こうやって生きられること、そして将来医師として仕事ができることの背後には、様々な人々の尽力がある。その人々が自分のために費やした時間、つまり「命の一部」が今と将来の私を形作っているのである。私がそのことを忘れ「自分の輝きは自分自身が生み出したものである」とうぬぼれるならば、おそらく今回の絵のように人々はそっぽを向いて私から離れていくだろう。自分の養いとなってくれた人々のことを忘れず、感謝の気持ちを持って他者と関わっていくことが、生きていく上でとても大切なことだ、と私は考えた。
 その上で、医師は他者のおかげで養うことのできた自分の能力を、より多くの人々を輝かせるために用いなければならない、とも考えた。病気や怪我を直し、一人でも多くの人の人生を支える。患者を全人的存在として思いやり、納得のゆく人生を送れるようにサポートを行う。そうした「尽力の連鎖」「恩返しの連鎖」によって人の世が成り立っていることを肝に銘じて生きていきたいと私は思う。(496字)
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玄武庵

Author:玄武庵
予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)・Z会(実戦模試)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

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