〔1日目〕
20年後の自分は、地元である鹿児島の地域の総合病院で勤務医として経験を積みつつ、開業医である父の後を継ごうとしていると思われる。勤務医として働いている間は、自分が専攻した「専門分野」のスペシャリストとして医療に従事しているが、実家は田舎なので、主として「総合診療」に携わることになる。ただし両者は全く無関係なわけでなく、「専門分野」で学んだことは「総合診療」を行う際に必ず糧となるし、「総合診療」を行う過程で得た知見が「専門分野」の視野を広げることもある。こうした双方の相乗性をきちんと理解して、自らの医師としての器を広げる努力を絶えず行いながら、目の前の患者に全力で向き合う日々を送っていたいと思う。(297字)
〔2日目〕
医師の生涯教育の必要性は「医療の発展」と「信頼」という二つの側面から理由づけられる。医師の知識や技量は医師免許を取った時に完成するのではない。臨床医として日々患者に向き合う際に、医師は常に最新の医療の成果を吸収し、それらを患者の治療に還元していくことが求められる。だから医療が発展し続ける限り、医師は一生勉強する必要がある。そしてそうした真摯な態度が患者からの「信頼」に繋がることを忘れてはならない。常に努力を怠らず、患者のために生涯学習し続ける医師の姿を見て、患者は自分の命に関わる重大な問題をその医師に委ねようと思うのである。従って、生涯学習は良き医師になるための必須条件だ、と私は結論付ける。(298字)
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