FC2ブログ

【小論文解答】:2016年/東海大学/医学部/本試験/2月11日分

 医師としての世界人とは、様々な医療のあり方を俯瞰的に捉え、それらを総合しながら新しい医療のあり方を提案できる人であると私は思う。日本は古来中国由来の東洋医学影響を受け、江戸時代までその理念と手法を踏襲してきた。そして明治時代への移行期にオランダやドイツ由来の西洋医学に影響を受け、最近までその理念と手法を踏襲してきた。つまり日本は医療の辺境として、主たる医療の影響を受けてここまでやってきたのである。
しかし辺境であるからこそ、それぞれの医療を相対的に見極めることができる。自分たちのことを絶対と思わないからこそ、新しいものを柔軟に取り入れ、改良することができる。東洋医学と西洋医学を経験した日本の医師は「普遍的人間」としてこれらを融合した新しい医療を世界に発信することができる。西洋医学は科学的であるという点で他の医学より分がある。しかし東洋医学にも相応のメリットがある。また他の地域の医療にも良い点があるだろう。これらを俯瞰的に捉え直し、医学の現状も踏まえながら、調和的に昇華させて新しい医療を生み出せるのが日本人であると思う。私も日本に暮らす一人の医師として、世界人になれるように頑張りたい。(497字)

関連記事

コメント

コメント(0)
コメント投稿
非公開コメント

プロフィール

玄武庵

Author:玄武庵
予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)・Z会(実戦模試)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

カテゴリ

FC2カウンター