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【小論文解答】:2016年/近畿大学/医学部/本試験

 「純粋科学」とは、人間にとって利益になることを前提とせず、世界や宇宙の仕組みについて純粋に学問としての真理の探究や未知の事実の発見という観点からなされる科学のこと指す、と私は考える。そして「純粋科学」がノーベル賞を受賞したことは非常に意味のあることだ、と私は考える。なぜならノーベル賞受賞は、利益や効果ばかりを科学に求める昨今の世の中で、人間の「世界を知る」という純粋な営みの尊さに目を向けさせるきっかけになるし、それが「純粋科学」の継続や保護への機運を作り出すことにもなるからである。また、より大きな視点で考えれば、「純粋科学」の進展なくして「応用科学」の進展も有り得ない。「応用科学」ばかりを追求すれば「応用科学」自体の衰退をもたらす。人間の視野に広く大きな実りをもたらす「純粋科学」は確かに地味で地道で非効率かもしれないが、私たちはその価値にもっと目を向け、評価し・保護してゆくべきなのである。(397字)
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玄武庵

Author:玄武庵
予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)・Z会(実戦模試)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

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