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【小論文解答】:2014年/川崎医科大学/医学部/本試験

 自分で主体的に自分を変化させ、他人との関わりを通して社会を変えることが本当に楽しいことだという筆者の主張に対して、私は大いに共感するし、反省するところもあった。特に印象に残ったのは「他人と関わることの大切さ」である。高校では吹奏楽部に入っていたが、一度部活動が崩壊しかけたことがあった。私はいざこざが嫌で部活を辞めようとしたが、当時の部長は一人一人の部員の話を熱心に聞き、何とかして部活動を立て直そうと努力していた。その努力に心を動かされ、結局部員はまとまりを取り戻したのである。
 彼が凄かったのは、自分に対して否定的な考えを持つ人間に対しても、その話をきちんと聞き、共感していたことである。自分の考えを受け入れてもらうためには、まず自分が相手の考えを受け入れなければならない。しかしそれはとても勇気の要ることである。彼がそれを実行できたのは、「他者の同意があって始めて自分の理想を実現することができる」という信念があったからだろう。私も彼の勇気に動かされ、少しずつ自分を変えてゆけるようになった。筆者は「あなたが変わるには、あなたが動くこと」と述べているが、私には「人が人を動かす」ことの連鎖によって社会が成り立っているし、変わってゆくように思える。そして「本当に楽しい」ということも、実は「他者が楽しいことが楽しい」ということなのだと思う。そのために今度は私が積極的に動く番なのだ、と私は考える。(596字)

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プロフィール

玄武庵

Author:玄武庵
予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)・Z会(実戦模試)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

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