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【小論文解答】:2014年/兵庫医科大学/医学部/本試験

〔設問1〕
A=身に着け、取り込み、習得させる  B=自覚させ、改めさせる
〔設問2〕
客観的な計測方法が存在するという思い込みのもとに、自分自身によって作り出された。(40字)
〔設問3〕
子供のころの私は、平坦なトラックを走るのが苦手だったが、起伏のある山道を早く歩くのは得意だった。だが学校では毎朝学校のグラウンドを走らされ、それを毎日キロ数単位で記入させられ、「地域一周マラソン」と称して走った距離が図示された紙を教室に全員分貼り出された。走るのが遅い私は「運動音痴」のレッテルを貼られ、人前で運動することが恥ずかしくなり、得意だったはずの山歩きについてもだんだん自信を失っていった。(200字)
〔設問4〕
本人にとって未知の能力を引き出すことは可能である、という前提のもとに、合理的な身体の使い方を工夫させるべきである。(57字)
〔設問5〕
 まず数学の問題に対して、現時点でこの高校生は何ができ、何ができないかを分析する。そしてできない問題に対して、その高校生がどのような考え方で解答を出そうとしているのか、そのプロセスを確認する。その上でその高校生の考え方の延長で、できない問題を解くために必要な「思考の補助線」となりうるものを考える。そしてそれを高校生に示し、実際に問題を解かせることで、「実は君はこの問題を解けるはずである」ということを理解させる。そしてこれまで解けなかった他の問題に対しても同じアプローチで取り組ませ、最後にそのプロセスを自己の頭の使い方として体系化させ、自力で「思考の補助線」を伸ばせるシステムを確立する。(298字)

※〔設問1〕は原典での確認をしていません。推定解答として入れています。
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プロフィール

玄武庵

Author:玄武庵
日本の片隅で予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

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