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本論②:姿勢・挨拶・声・目線・髪型・着席までの手順

 面接においては、生徒の人間としての「常識度」も判定の対象となる。ここでの「常識度」とは常識的なことを知っているかどうかということではなく、「公的に人と関わる際の常識的なマナーや心構えを持っているか」ということである。面接官は生徒の内面を直接見ることはできない。だからまずは「外面」から人間性を判断するのである。ここで言う「外面」とは、文字通り「容姿」「姿勢」「服装」「髪型」「清潔さ」「明るさ」「声の大きさ」「礼儀正しさ」のことを指す。これらがきちんとしていれば、まずは妥当な人間性を有していると判断するのである。
 以下でとりあえず上記の各項について、ポイントと思われる事柄を記してみる。参考にするように。

○「容姿」:全般的に「小ぎれい」にしておくこと。現役生は「学校の制服」、浪人生は「スーツかブレザー」が原則である。女子の浪人生は下を「パンツ」にするのか「スカート」にするのか悩む人もいるが、どちらでも良い。
○「姿勢」:背筋をきちんとのばすこと。顔をきちんと上げること。面接の間は椅子に着席しているが、その間、なるだけ背が曲がらないように意識すること。椅子の前半分だけを用いて着席すると、姿勢が崩れにくくなる。深々と座ると前のめりになったり、後ろにもたれたりしやすくなるので注意すること。手は、動かしたりする場合を除いて、基本的には太ももの上かひざの上におく。前で手を組むのも可。とにかく背を曲げないこと。事前に他の人間にチェックしてもらうことを推奨する。
○「服装」:学生服の場合は、男子ならカラーをきちんと止めておくこと。女子はスカーフの位置をきちんと整えておく。フックの止め忘れに注意。浪人生の場合は、男子ならネクタイの位置やゆがみを事前に確認する。女子は襟の曲がりに注意。服の汚れは事前にチェックしておく。カッターシャツの色は白か、高校指定のもの。靴下は基本的に白。靴は革靴でローファーかヒールの低いものにする。
○「髪型」:事前に小ぎれいな髪型に散髪しておく。髪色は当然黒。男女ともポイントは「額を見せる」ということである。人間は「顔面の大きな人間」をより印象深く認識する。顔がいいかどうかは問題ではない。男子は額を上げる髪型にしておく。女子は前髪を垂らさず、クリップ等でどちらかに寄せておく。女子で恥ずかしがって髪で顔を覆うようにしている人もいるが、面接では逆効果である。肩上で切るか、ゴムでまとめておくこと。顔は額を含めて、必ず全体の輪郭が見える状態にしておくことが望ましい。
○「清潔さ」:顔や髪、服装の汚れは事前に対処しておく(顔をきちんと洗う。身だしなみのチェックをする)。ピアスは厳禁。「跡」も含めて「していない」状態にしておく。面接官の距離では「ピアスの穴の跡」ぐらいは確認できる。女子の場合、現役生なら基本「すっぴん」である。浪人生は「ナチュラル」なメイクなら構わない。爪は短く切っておく。マニキュアは不可。爪は清潔さの象徴であるし、医療に従事する人間は、衛生上手を一番清潔にしておかなければならない。男子の「ひげ」は当然不可。事前に剃っておく。
○「明るさ」:明るさは「笑顔」によってもたらされる。まずは笑顔を絶やさないこと。日ごろ笑顔ではない生徒も多くいるので、そうした生徒は事前に「笑顔の練習」が必要である。口角を上げ、目じりを下げ、楽しいことを考えながら、自分で鏡で確認したり、他の人に見てもらうことが重要である。自分は笑顔であると思っていても、そう見えない人が実は多い。面接では「見えるかどうか」が大事なので、その点については、他者の確認がどうしても必要だと思う。
○「声の大きさ」:目安は3~4メートル離れた人間に、自分の言っていることが聞こえるレベルである。それ以下だと「声が小さい」ということになるし、それ以上だと「声が大きすぎる」ということになる。声の小さい人間は、大体「口が大きく開いていない」か「背が曲がっている」かのどちらかである。
○「礼儀正しさ」:礼儀正しさの判定基準は「挨拶」と「言葉遣い」の二つに分けられる。これは次項でより詳細に説明する。
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玄武庵

Author:玄武庵
予備校講師をしながら旺文社(入試問題正解)・教学社(赤本)・Z会(実戦模試)等で作問・解答・解説等の仕事をしています。小論文は自分の頭で考えて書くことが一番大事ですが、その際の参考にしてもらえるとうれしいです。頑張ってください。(※コンテンツはすべて無料です)

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